季節の変わり目になると、「眠れない」「疲れが取れない」「頭が重い」── そんな声が増えてきます。
その根底にあるのが、“自律神経の乱れ”。
私自身、これまで数千人のお客様を施術してきて感じるのは、体調不良の多くは「呼吸の浅さ」と深く関係しているということです。
自律神経が乱れる季節に、呼吸が浅くなる理由
呼吸が浅い人は、肩や胸で息をしていて、常に交感神経(緊張モード)が優位になっています。
逆に、ゆっくり深く呼吸できる人ほど、副交感神経(リラックスモード)が働き、血流もスムーズになります。

セルフケアとしての呼吸法|5-2-8の法則
ここで一つ、日常生活でも簡単にでき、すぐに変化を感じられる呼吸法をお伝えします。
それが、「5秒吸って、2秒止めて、8秒吐く」というリズム。
これは1日に何度でも試していただけます。
ポイントは「吐く時間を長くする」こと。
あなたの身近にいる方の中に血圧の高い方がいれば、ぜひ試してみてください。
すぐに効果を実感できますよ。

ドライヘッドスパが呼吸を深める”構造的な理由”
ドライヘッドスパの施術中に眠りに落ちる方が多いのは、単に“リラックス”だけが理由ではありません。
頭部や首周りの呼吸筋を丁寧に緩めていくことで、呼吸が深くなる構造的変化が起こるのです。
不眠気味の方や、常に頭が冴えているタイプの方ほど、施術中に深く眠る傾向があります。 呼吸が整い、副交感神経が働く瞬間です。

“寿命=心拍の速さ”|生きるリズムは呼吸で決まる
ここで、寿命と心拍数の関係についても触れておきます。
寿命は、心拍の速さで決まります。
「つまり、どれだけ心臓を動かしたか」で寿命は決まるというわけです。
これは生理学的な事実です。
動物で比較してみましょう。
1分間の脈数は、リスは1分間に600回、ゾウは30回。
小動物ほど寿命は短く、大型動物は寿命が長くなりがちです。
時間は“過ぎていく”ものではなく、“使い方”で伸び縮みするものなんです。おもしろいですよね。
健康は呼吸でつくる
効率化やスピード重視、そして現代の日本に生きる私たちは、生きる速度はどうしても上がります。
だからこそ、何も生産しない間、目的もなく散歩をしたり、ぼーっと自然を眺めたり、休職中にのんびり過ごす期間。
そうした人間らしい“間”が、実は一番豊かな時間なのだと感じます。
何もしていないようで、心は整い、思考は深まり、時には“ひらめき”さえも生まれます。
こうした必要無駄が人生を豊かにするのではないか、と日々考えています。
